
朝型体質のヒミツは家族にある? 19歳男子大学生のねむり時間計体験レポート
2013年 5月 28日
京都大学の人気授業「睡眠文化論」を受講する学生に、オムロン ねむり時間計 HSL-001 を使ってもらいました。今回は、完全朝型の受験勉強でこの春晴れて京都大学に合格したばかりの男子学生の睡眠のヒミツにインタビューで迫ります。
【プロフィール】
年齢 19歳
性別 男性
職業 学生
【普段の生活】
子どもの頃から早寝早起きの習慣が身についているので、「朝起きるのはまったく苦じゃない」という完全朝型体質のヒロト(仮名)さん。現在は親元を離れて京都市内でひとり暮らし、午前7時ごろ起床、午後23時~午前1時に就寝しています。ねむり時間計を使ってみて、自分の就床時刻・起床時刻の記録を見てみた感想は「もうちょっと早く寝ろ! と自分に対して思いました。早く寝ないと翌日がダメになっちゃうだけなのに……」。夜更かしの原因は「大学生になって自由に使えるようになったパソコン」だそうです。
完全に朝型体質だと聞きましたが…?
受験生の頃は、朝4時から7時まで集中して勉強していました。僕は、寝つきも寝起きもいいんです。夜遅く寝てもパッと朝起きて大学に出かけられます。だけど、睡眠時間が6時間を切るとお昼ごろには眠くなってしまいますね。
家族は全員早寝早起きの朝型体質。早いときは夜9時には家中の電気が消えていました。部活の試合で朝5時に出るときも、友だちの家はコンビニのお弁当を買うように言われていましたが、うちの母は僕より早く起きてお弁当を作ってくれていました。授業でも「母親の睡眠習慣が子どもに影響を与える」というお話がありましたが、やはり僕も家族から影響を受けたのかもしれません。
朝起きるときの方法について教えてください。
アラームに好きな音楽をセットしています。いろいろ試してみた結果、好きな音楽は「もっと聞きたい」という気持ちになるから目覚めやすいことがわかりました。音に慣れてくるので、すぐ目覚ましとして使えなくなってしまうことも多いのですが、僕の場合は例えばUVERworldの「SHAMROCK」とか、コブクロの「桜」が目覚ましとして長く使えました。この2曲が本当に好きみたいです。
好きなのに、目覚めの音楽に向かなかったのはaikoの曲。声がやさしすぎて起きられないみたいでした(笑)。
ねむり時間計を使ってみて、気づいたことはありますか?

右側の体内時計グラフを見ると、床に就く時刻はばらばらですが、朝は一定の時刻にきっちり起きていることがわかります。
ひとり暮らしになって寝る時間が遅くなっていることを痛感しました。実家では、パソコンを自由に使えなかったし、携帯電話の自室への持ち込みは禁止されていました。今は、つい深夜までネットを見たり、寝る直前まで携帯電話をいじってしまいます。もう少し、むだな夜ふかしをやめるように気をつけようと思いました。
【睡眠改善インストラクター鍛治先生からコメント】
今の生活習慣は、子どものころの無意識のものがとても大きく作用しています。一家そろって早起き家族だったと言うヒロトくんですが、まさに眠りは個人のリズムであると同時に、家族のリズムによって培われているということが言えますね。