ぐっすリズム実験室

「夏はシャワーだけ」の人、必見!「湯船に浸かってしっかり入浴」のねむり効果

2013年 9月 25日

皆さんは、夏に「湯船」に入る習慣はありますか?

「暑い夏に、わざわざお湯に入る必要なんかあるの?」
「夏バテで疲れ気味だし、入浴はさっさと済ませて寝たい!」
と考えて、シャワーを浴びるだけで済ませる人も多いのではないでしょうか。

でもそれは「良いねむり」を得る上で、もしかするとマイナスになっているかも……?

今回の実験は、「シャワー浴」で済ませている人たちが湯船に浸かることによって、
どんなねむり効果が得られるのかを調べました。

入浴、半身浴

■実験の概要

◇調査対象:夏にお風呂を「シャワー」で済ませている人
寝つきや夏の冷房に夜冷えを感じる20~50代の男女合計24名

◇調査期間:「ねむり時間計」による測定期間=3週間
*測定前後に、ねむりの状況についてアンケートを実施

【調査内容】*ねむり時間計で測定

・2013年7月16日〜7月22日:普段通りに就寝、ねむり時間計で測定
・2013年7月23日〜8月5日:寝る30分~1時間前に湯船につかる(半身浴でも可)

※本実験は、無印良品 くらしの良品研究所と共同で行いました。

 

■「寝付き」と「寝起き」がともに改善

寝つきと寝起きにかかった時間の比較

 

24人の寝付き時間の平均値を調べたところ、23分→19分と4分も短縮(グラフ1)
目覚めてから起床するまでの平均時間も、11分→9分と2分短縮しました(グラフ2)
ちなみに目覚ましのスヌーズ回数も、2.8回→1.9回に減少。
夜はすぐに眠れて、朝はスッキリ起きられることがわかりました。

 

■「眠りの満足度」も大幅アップ!

graph3_4

数字に現れる変化の一方、実感レベルでも嬉しい変化が。
眠りの満足度を100点満点で採点してもらったところ、湯船に入らないときの平均値が
61.7点だったのに対し、湯船に入った場合は73.9点に大幅アップ(グラフ3)

「一週間のうち、よく眠れる日は何日?」というアンケートでも、「4~5日」と答えた人が
2倍に増え、「1日以下」だった人は6人も減りました(グラフ4)

■「日中の眠気」撃退効果もアリ

入浴の効果グラフ

睡眠時間だけでなく、起きている間の体調にも良い変化が見られました。

「湯船につかることで疲れが取れた」と感じた人は、なんと合計92%(グラフ5)
「一週間のうち、日中に眠気を感じたのは何日?」という問いに対して、
シャワー浴のときは「ほぼ毎日」だった人が、9人から1人に激減。
また、「日中はほとんど眠くならない」と答えた人は、ゼロから7人になりました(グラフ6)

ぐっすり眠れて、すっきり目覚めて、日中もパッチリ目覚めていられる……。
湯船に入る効果は、思ったよりずっと大きい! と発見できる結果となりました。

■体験者の声

・『疲れ』を理由に入浴を朝に回してしまうこともあったのですが、やはり夜に済ませたほうが
よく眠れ、なおかつ疲れが取れる、と実感しました
・夜中に目を覚ます回数が減った気がする
・ぬるめのお湯に、意識的に長めの時間をかけてつかると、よりリラックスできる
・一日の疲れをゆっくりとってから入床することで、質の良い睡眠が取れる気がしました

睡眠改善インストラクター 鍛治 恵さん からのコメント

深部体温(体の中心部の温度)がスムーズに下がることが、入眠をスムーズに促す大きなポイントです。ところが夏は気温が高いので、体の表面から温度が下がりにくい傾向があります。
また、昼間冷房の中で過ごして体が冷えてしまうのも、体の内側に熱がこもって眠りを妨げる原因に。

そんなときは、きちんと湯船につかっていったん体温を上げると、そのあと下がりやすくなります。湯船で深部体温をしっかり上げるには、38〜40℃の湯温で「全身浴」または「半身浴」を行うのがコツです。

副交感神経が優位になり、快眠にはプラスになります。その辺りが相まってよい睡眠につながり、結果、疲労回復の感覚へとつながったと思われます。好みの香りの入浴剤などを使うことで、さらによい効果があるでしょう。

なお、この結果は無印良品 くらしの良品研究所のWEBサイトでも掲載されています。

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