
8割の人が睡眠満足度アップを実感!データで見る、ヨガを続けた人のねむりの変化とは?
2013年 9月 12日
ねむりラボとホットヨガスタジオLAVAは、2013年5月13日から7月18日までの2か月間、睡眠改善プロジェクト「ヨガでぐっすりモニターキャンペーン」を行いました。継続的なヨガレッスンを受けながら「オムロン睡眠計HSL-101」でねむりを測定したことで、モニター参加者17名にはどんな変化が起きたのでしょうか? 実際の測定データと睡眠改善インストラクターの小山圭介先生のコメントと併せてお伝えします!
継続的なヨガレッスンで「ねむりの質が向上」
継続的なホットヨガのレッスンの受講はモニターのみなさんの「ねむりの質」にどう影響したのでしょうか? モニターの皆さんは平均して週2.6回60分のヨガのレッスンを受講しました。ヨガ受講前だったキャンペーン1、2週目とキャンペーン終盤の7、8週目それぞれ2週間の平均値データを比較すると、「寝つきにかかった平均時間」は約4分間短縮、「夜中に目覚めた平均回数」は0.36回減少し、ねむりの質が向上していることがわかりました。
小山先生コメント
寝つきが良くなることや、中途覚醒が少なくなることは、睡眠の質が向上した証です。ホットヨガが、3つの側面から、睡眠に良い影響を与えていたと考えられます。
1つ目は、体を温めながら動かすということ。体温の上下動が、人間の睡眠に深く関わっていますが、現代人は、日中に体温が上がらない生活をしている人も多いもの。ホットヨガで、夕方から夜の早い時間までに一度体温を上げると、快眠につながります。2つ目は、肉体の疲労です。ホットヨガは、個人差はありますが、1レッスンで300~500キロカロリーほどのエネルギーを使うので、良好な睡眠を得やすくなります。3つ目は、ヨガによるストレス軽減です。ヨガは、本来、瞑想に近い、精神面を整えていくものです。ホットヨガの後は、心も軽くなり、快眠につながっていきます。
モニター参加者8割の「睡眠満足度」がアップ!
モニター参加者のアンケートで、「睡眠の満足度」を自己採点してもらったところ、キャンペーン前後で2ポイントアップ。また、8割の人が睡眠満足度の自己評価点数をアップさせており、ねむりの質の向上を示すデータを裏付ける結果となりました。
また「夜中に目が覚める」と感じる頻度も、キャンペーン実施前と比較してキャンペーン後は半数以上が減少したと回答。モニターのみなさまからは、「寝つきがよくなり翌朝すっきり起きられる日が増えた(33歳女性)」「「ヨガの日には寝つきがよく中途覚醒も起こりにくい気がした(42歳女性)」「寝つきがとても良くなり、夢を見ることが少なくなった(35歳女性)」などのコメントが寄せられました。
規則正しい睡眠習慣が「より良いねむり」を作る
モニターさんを就床起床時刻のバラツキがある人とない人に分けてデータを比較してみました。「寝つきにかかった平均時間の推移」を比較したグラフを見ると、面白いことに就床起床時刻にバラツキがない人たちの方が、寝つきにかかる時間が総じて少ないことが明らかになりました。また、「夜中の目覚め回数の平均値の推移」についても、やはり就床起床時刻にバラツキがない人たちの方が安定して目覚め回数は少なく、ぐっすり眠っていることが判明。
7週目あたりから気温の上昇を受けて、寝つきにかかった時間も目覚め回数も増加傾向にあるものの、起床就床時刻がバラついていない方々のほうがその影響をより受けにくいようです。規則正しい生活を送ることは質の高いねむりに少なからぬ影響があることがわかりました。
小山先生のコメント
人間には、概日リズムという約24時間周期のリズムがあります。この概日リズムが崩れると、「寝つきが悪い」「中途覚醒をする」などの、睡眠の質の低下につながってしまいます。概日リズムを崩してしまう、筆頭のポイントが、不規則な睡眠習慣、つまりはバラバラな時間に寝たり起きたりすることなのです。快眠活動には色々な取り組み方がありますが、可能な方は、まずは決まった時間に起きることからチャレンジしてみると良いと思います。
変化した睡眠状態グラフを公開! 生活習慣とねむりの密接な関係とは?
キャンペーン中は、ヨガを続け、ねむりを意識することで、自らの生活を見直したモニターさんたちも少なくありませんでした。
生活習慣や、日中の過ごし方はねむりと密接に結びついています。生活改善に取り組んだ2名のモニター参加者の睡眠状態グラフ「ぐっすりグラフ」をご覧ください。いずれも、キャンペーン初期と後期に測定されたデータを比較しています。

※実際の「ぐっすりグラフ」のデザインとは異なります。
水色に塗られた「ぐっすり睡眠時間」に注目してください。どちらの方も、キャンペーン初期には夜中に覚醒している状態が見られますが、キャンペーン後期になると覚醒している時間が少なくなって「ぐっすり睡眠時間」が多くなっています。
更にAさんは、ヨガを行った日は上記の6/19のデータのように就寝してすぐに「ぐっすり時間」が多く現れるようになりました。Bさんは、7/19にヨガを行っていないにも関わらず、「ぐっすり時間」が多くなっています。
小山先生コメント
日中の生活と睡眠は本当に密接で、ベッドに入ってからできる快眠活動よりも、日中に行えることのほうがあきらかに多いもの!日中の生活は、睡眠の質の映し鏡と言えると思います。快眠に良い日中の生活とは、本当に基本的なことで、決まった時間に3食、質の良いものを食べ、日中動き、ストレスの少ない楽しい生活をするということ。ホットヨガを習慣的に取り入れることにより、ヨガを行っていない日でも生活にリズムができ、人間が本能的に好む上記のような日常生活が手に入ったと考えられます。
「ヨガでぐっすり」のうれしい効果は身体にも!
ヨガレッスンを続けることで得られた快眠は、身体にも良い影響をもたらしてくれたようです。体重、ウエスト、体脂肪率のデータをキャンペーン前後で比較するといずれの値もみごとに減少! ダイエット効果が現れていることがわかりました。
小山先生コメント
寝ないと太る!ということは、科学的にも立証されています。睡眠の質が落ちたり時間が短くなると、満腹中枢を司るホルモンが減少したり、炭水化物欲求が3~4割増すなどという、面白いデータもあります。アメリカのダイエットトレーナーは、ダイエット指導をする際、食事や運動の前に、まずは睡眠改善から行うケースが多いと言います。私はダイエットトレーナーとしても活動していますが、睡眠改善をサポートしてやせたりサイズダウンした方、たくさんいます。しかし、体脂肪が平均-3.75%というのは、本当にすごいことです!
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