みんなのねむり調査 [音とねむり]

【音とねむり】実はふか~い、音とねむりの関係を探ります!

2013年2月28日

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先日、ねむりラボ宛に不思議な連絡がありました。その内容とは、「うちのスタジオのボイストレーニングの受講生がレッスンを受けると寝てしまうんです」というもの。

連絡をくれたのは音楽家の楠瀬誠志郎先生。そんなに面白そうな連絡を受けたらねむりラボとしてはその謎を追わないわけにはいきません!ねむりラボではこれから実際にトレーニングを体験し、感じたことやわかったことをレポート形式でまとめていきたいと思います。

まずレポート第一回目は、レッスンを体験する中で分かった【音とねむりのキーワード】をお届けします。

今回お邪魔したのは楠瀬先生が運営する、表参道にあるスタジオカピュム。大事な会議のプレゼンに良い声で臨みたいサラリーマンから、のどのメンテナンスをしたい音楽関係の方まで、幅広い方々に「自分本来の声」を出すためのメソッドを提供しています。

ボイストレーニングを受けたことがない私たちは恐る恐るスタジオに足を踏み入れました。しかし、心地いい匂い、音、室温のため、すぐに緊張がほぐれてリラックスができました。

スタッフが練習着に着替え終わったところでトレーニングがスタート!まず声を出す前に首、肩、マッサージと背中のストレッチからはじめます。体と心の緊張をほぐすことでいい音を出すための下準備をしていきます。

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十分に緊張がほぐれたところで発声練習に入ります。できるだけ体の力を抜いて「体を筒にする」ことをイメージしながらゆっくり呼吸をしつつ低い声で発声をします。『いい音』が出ているときには体の中が震える感じがし、より大きく遠くまで響く声が出るので、いつもの発声と明らかな違いを感じました。うまく声がでると先生が『その感じ』と教えてくれるのでまるでオペラ歌手になったつもりで、体の中から良い音を鳴らす感覚をつかんでいくことができました。

次は参加者全員で声を揃えて、響く『いい音』を意識しながら発声します。すると自分の声と周りの声が合わさることで、さらに大きくトレーニングルームに波のように響き渡ります。スタジオの中に響き渡る音、振動を全身で感じると、心なしか眠くなってきたような気がしました。※言葉にすると伝わりづらいのですが、小学生のころの合唱コンクールで全員で一番うまく合わせられた時のような「体にグッとくる」響き方という感じです!

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一通りトレーニングを終えると、体はぽかぽか!スタジオのみなさんのサポートもあり、みんなで大きな声を気持ちよく出すことが出来たので心がすっきりして、非常にリラックスができました。半信半疑でトレーニングを体験しに来たものの、これはねむりと大きな関係がありそうだという良い予感がしました!

実際に、参加したメンバの一人はそのあと昼食中に今までにない睡魔に襲われて起きているのもやっとだったと話しています。トレーニング後1~2時間ほど体を動かした後のような心地よい眠気に包まれたそうです。実は、なぜボイストレーニングをしていると眠くなるのかは、はっきりしたことはわかっていません。楠瀬先生とお話していると、様々なことが考えられるなと思いました。

話している中ででてきたキーワードの一つに骨振動という言葉がありました。先生によれば、子守唄を歌いながら赤ちゃんをだっこしていると赤ちゃんが寝てしまうのは、この骨振動が伝わって眠気を誘っているという説もあるそうです。それと同じように、声を出すことで起こる骨振動がその人自身を眠くさせているのかもしれません。

さらに、みんなで声を合わせたときに増幅される「倍音」が眠気を誘うという説についてもお話いただきました。ちなみに、倍音が響くと部屋の中が音で満たされたような不思議な感覚を味わうことが出来ます。増幅された倍音の中でも、特に人間の耳に聞こえない高周波領域の音の中にある、いわゆるα波を誘発するような音が関係しているそうです。

※みなさんにもおなじみのこのα波。ジャングルや滝など、自然環境の中にたくさん溢れているといわれています。自然の中にいるとリラックスした気持ちになったり、眠くなったりする方も多いかと思いますがそれはこのα波の影響もどうやらあるようです。

まだ仮説だらけですが、このトレーニングのねむりの秘密にはたくさんの要素が関係しているのかもしれません。ねむりラボでは今後もねむりと音、発声の秘密について考えてゆきたいと思います。

※今回体験したのは楠瀬先生主催のこちらのレッスンになります。

http://www.breavo-para.com/

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