ゴールデンウィークも終わり、少しお疲れ気味の方がチラホラ。
そんな時は、ゆっくりお風呂に入って、より良い眠りで疲れを癒してみませんか?
忙しい毎日、仕事から帰って「明日も早いからさっさと寝ないと!」と、手早くシャワーで済ませているとしたら……その習慣、かえって逆効果になっている可能性ありです。
その理由は、ねむりと「深部体温」の関係にあります。深部体温とは、体の中心部分の温度のこと。深部体温が低下するのと同調して、ねむりが訪れるのです。(詳しくはこちら)
では、スムーズに深部体温を下げるにはどうするか?それには、「いったん体を温める」のがコツ。そうすれば、その後の体温低下のきっかけがつかめます。
ここで熱いシャワーを浴びた場合、体の表面が熱くなるだけで芯までは温まりません。しかも交感神経優位になり、体が目覚めてしまいます。熱いお風呂も、上がりすぎた 体温を下げるのに時間がかかり、眠りのタイミングを逃してしまうのでNGです。
とすると、ベストなのは「ぬるめのお風呂」。副交感神経優位になるのでリラックス効果も大きく、極端に体温が上がることもありません。ほどよく温まった体温は静かに低下し、やがて眠気が訪れるでしょう。「寝る前に、ゆるめのお風呂でゆったり」は、スムーズに寝つきたい人にぴったりな習慣なのです。