ねむりのはなし [ねむりと上手に付き合う]

ミストサウナでねむりの満足度アップ!ねむり実験を行いました

2013年3月22日

良いねむりのために大切なのは、寝る前の時間の過ごし方。その中で重要なウェイトを占めるといわれるのが入浴です。

とりわけ、冷えにねむりを妨げられている方には欠かせない入浴ですが、今回は、ここ数年バスルーム設備として搭載されつつある「ミストサウナ」とねむりの関係を探る実験を行ってみました。ミストサウナは体の保温効果が高いといわれていますが、実際のところ、どうなのでしょうか。果たして、ねむりへの影響は?

ミストサウナの設備を持ってはいるものの、使ったことがない、またはほとんど使っていない方を対象に実験を行いました。

実験の概要

◇調査対象:冷えや寝つき等に悩みを持つ33名(30〜50代女性)

◇調査期間:4週間

【調査内容】

  • 最初の2週間は従来のスタイルで入浴して就寝
  • その後の2週間は、10分程度のミストサウナ入浴して就寝
  • 期間中、睡眠計でねむりのデータを計測

ねむりの満足度がアップ!冷えで寝付けない頻度も減少

まずは、実験前後のアンケートから導き出された、ねむりの満足度。ミストサウナ入浴によって、ねむりの満足度が64点から74点に、10点アップしました。

満足度がアップした一因は、「冷えで寝付けない頻度」の減少です。冷えにお悩みの33名中19名(58%)の方が、寝付けない頻度が減ったと自覚しています。以下のグラフをみますと、従来の入浴時には22名の方が「週2日以上、寝付けない」状況でしたが、ミストサウナ入浴時には6名に減少し、他の方は「週1日以下」となっています。

体が冷えて眠れないと思っている人の変化

気になる睡眠への影響ですが、ミストサウナ入浴することで、睡眠時間が6時間10分から6時間16分となり、平均で6分(満足度アップと感じた方は11分)増加しました。

睡眠時間の変化

ともなって、ぐっすり睡眠時間もアップ。平均2時間31分でしたが、ミストサウナを利用し始めると平均2時間38分となり、7分(満足度アップと感じた方者は11分)増加しました。

ミスト利用時の睡眠の変化

ミストサウナ入浴を体験された皆さんの声

これまで自宅にミストサウナ設備があったものの、ほぼ使用していなかった今回のモニターの皆さんですが、その魅力を実感する声が、実験後には多数寄せられました。その一部をご紹介しましょう。

『就寝時の体(手足)の冷えがあまり気にならなくなった。布団に入って比較的早く眠りに入るようになった気がする。気持ちのいい体の疲労感が得られる』

『入浴中に体から汗が出て(特に顔)、老廃物が外に出ている感じがして気持ちよかった。お風呂から出た後も体が温まった状態が長く続いていて、気持ちよく眠りにつくことができた』

『浴室で過ごす時間がゆったりとできた。また、体があたたかくなり、芯からあったまった気分で眠ることができた。ミストサウナは暖房を入れるよりも体を温めてくれると思う。これからも愛用していきたい。今まではちょっと面倒くさいところもあったが、今は30分前にミストサウナを付けるのが習慣になった』

『寒い時期にも関わらず、ミストと温風だけで、体の芯まで適度に温まることができて、ドライサウナが苦手な私でも気持ち良く過ごすことができた』

睡眠改善インストラクター 鍛治恵さんからのコメント

よりよいねむりのためには、就寝に向けて脳や体の準備が必要です。入浴は疲れをとるだけでなく、血行を促進し、体温を少し上げることで、その後の入眠しやすい状況を作り出します。身体の芯から温めるためには、ぬるめの湯にじっくりつかることが望ましいのですが、ミストサウナ入浴は短時間でその効果が得られ、特に冬の冷えからくる入眠困難への改善も有効だと考えられます。

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