ねむりのはなし [今日から実践!快眠指南書]

悩みごとで眠れない…そんなときに紙とペンでできるちょっとした工夫とは?

2012年2月29日

寝つきが悪いのは、ストレスで“過緊張”になるせい?!

仕事や家族、人間関係など、なにかにつけてストレスが貯まりやすい現代社会。嫌なことはぐっすり眠ってスッキリ忘れたいところですが、皮肉にも、悩み事やストレスが原因で眠れないこと、多くありませんか?

人間は、リラックスした状態(副交感神経が優位に働いている状態)になってから眠りにつきます。しかし、ストレスや悩み事があったり、ついさっきまで仕事をしていて気持ちが高ぶっている場合は「交感神経」が強く働き、なかなか眠れない状態に陥りやすくなります。

活発な活動をつかさどり、日中に作用している「交感神経」から、寝る前に作用する副交感神経へとスイッチの切り替えがうまくいかず、乱れてしまっている状態のことを「過緊張」と呼びます。目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまったり、自分の動悸が気になって眠れなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまうタイプの人は、もしかすると過緊張かもしれません。

一日の出来事を日記に書き、ストレスの軽減を!

日記でストレス軽減

 

こうした状況を打破するためには、元となるストレスを趣味や癒しの時間を設ける等で解消することが先決となりますが、なかなか難しいという方もいらっしゃるはず。そこでひとつおすすめしたいのが、「一日にあったこと、嫌なことや良かったことも含めて、日記などに書いてみる」こと。これは元来、トラウマ(心的外傷)を明らかにする心理療法ですが、怒りや悩み、ストレスを軽減させる効果も期待できます。ムシャクシャしたことを“書く”という行為でいったん吐き出すことで、きちんと自分の頭の中で整理がつくというわけです。

ただし、感情に任せるままに恨みつらみを書いてはダメ。寝る1時間ほど前に、しっかりと客観的な視点を持ちながら、短い文章でもいいので「今日起こったこと」「今日感じたこと」を書くようにしてみてください。

ストレスから寝不足になり、寝不足によってさらにストレスが貯まるという悪循環から抜け出しましょう。

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