ねむりラボ通信

「お肌のゴールデンタイム」はなかった?すっぴん美人のねむり勉強会に行ってきました。

2012年7月30日

すっぴん美人の女性たちと共に”すっぴん美肌づくりの秘訣”を探る「日本すっぴん協会」の公式サイト(http://suppin.info)が7月27日にオープン。「すっぴん美人図鑑」に出演したみなさんが、ねむりについて勉強するということで、ねむりラボもその勉強会にお邪魔してきました。講師はねむりラボの「ねむりと上手につきあう」でおなじみの鍛治先生。すっぴん美人のみなさんが、熱心に鍛治先生の言葉に耳を傾けます。

勉強会の様子

すっぴん美人図鑑に出演したみなさん

■寝ないと太る?体内時計とホルモンの関係

まずは鍛治先生が睡眠と成長ホルモンについてお話を始めます。

鍛治「”寝ないと太る”ってご存知ですか?睡眠をとっていないと、食欲ホルモンの分泌量が15%アップするというデータがあります。睡眠とホルモンは深く関わっていて、体内時計の正常なリズムが、成長ホルモンの分泌には欠かせません。しかし、体内時計は24時間ではないので、乱れやすいんですよ

”寝ないと太る”という言葉にみなさんとても驚いている様子。でも、なかなか早く寝られない…。夜型の生活を改善できない…という声がちらほら聞こえます。その日何をするかによって起きる時間がバラバラな人も多いでしょう。そんな生活の中で、体内時計を整えるにはまず何を始めたらよいのでしょうか?

鍛治「体内時計は朝にリセットされます。だから、まずは朝起きる時間を毎日そろえてみるとよいと思います。その時に欠かせないのは、朝日を浴びることと、朝ごはんです。朝日を浴びることで体が目覚めるし、食事のタイミングも体内時計のリズムを作るのに重要なんですよ」

仕事や遊びに充実した毎日を送っていると、どうしてもベッドに入る時刻は不規則になりがち。まずは一度頑張って起床時刻をそろえてみるのが、体内時計を整える第一歩ということですね。

■眠れないときは起きる?意地でも眠る?悩ましい2択

「睡眠て毎日するものだけど、こんな風に勉強したことがなかった」と興味津々のみなさん。ここからは、参加しているみなさんからねむりに関する素朴なギモンが鍛治先生に投げかけられます。

Q.「早く寝ようとベッドに横になっても、眠れない日があります。そういうときは、頑張って寝ようとしたほうがいいですか?それとも起きてしまったほうがいいですか?」

勉強会の様子2

鍛治「眠れない夜は、起きて眠気が来るのを待つほうがいいですよ。ただ、そこでPCや携帯を見てしまうと光の影響でより覚醒してしまうので、そういうときは音楽を聴いたり、本を読むといいでしょう。本は、活字の本に限らず漫画でも写真集でもいいです。」

自分が一番リラックスできる音楽を聴く、または、本を読むと、眠りに入る準備が出来るのだそうです。例えば、自分が旅行したい国の写真集などを読むと、気分が楽しくなっていい夢が見られそうですね、と鍛治先生は語ります。

■実は22時以降も起きててOK?お肌にいいねむりとは

また、こんな”ぶっちゃけ”た質問もありました。

鍛治先生

みなさんからの素朴なギモンに答える鍛治先生

Q.「夜更かしは肌によくないと聞くけど、夜遅くまで起きていても、昼まで寝て睡眠時間を確保できていればお肌には影響ないですか?」

鍛治「夜更かしで昼まで寝ていても、それが毎日同じリズムであれば大丈夫です。よく、『お肌のゴールデンタイム』といって、22時から2時の間に寝ていないと肌に良くないと言われていますが、実は成長ホルモンの分泌は時刻と関係がないのです。それよりも、寝入りの3時間をぐっすりと眠れているかどうかがホルモン分泌には重要です。このぐっすりとした眠りを手に入れるためには、やはり毎日の就床と起床のリズムが整っていないとですね」

これにはみなさんも驚き。「いつも仕事で帰りが遅かったから、私にはお肌のゴールデンタイムなんてムリだと思ってました(笑)でも、お話を聞いてホッとしました」と笑っていました。

改めてねむりについて知ることが多く、すっぴん美人のみなさんにとっても目からウロコの連続だった今回の勉強会。ねむりと生活をちょっとだけ工夫して、ますますキレイなすっぴん美人を目指してください!

ページトップへ

ページトップへ

ねむりラボ通信

ねむりラボ Facebook