ねむりのレシピ

借金返済はできても貯金はできない!?「寝だめ」のヒミツ

2013年 10月 4日

週末、多くの人が満喫する「寝だめ」。
「ここでたっぷり寝ておけば、しばらく寝なくても大丈夫」
「週末の間に睡眠を稼いで、来週またバリバリ働こう!」
と思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、それは誤解です。実は寝だめは、「名前に偽りあり」なのです。
まとめて眠っても、睡眠を「貯める」ことはできません。
それまでの睡眠不足を補う「借金返済」はできても、「貯金」はできないのです。

「平日に溜まった疲れを取れるのなら、それでもOK!」
という方もいそうですが、これまた注意が必要。
朝寝坊で「平日の溜まった疲れをとろう」とすると、体のリズムが狂ってしまうからです。

体内時計は「起きて光を浴びたとき」からスタートし、次に眠くなるのは、その約16時間後です。
うっかりお昼まで寝てしまうと、夜になっても眠気が訪れません。
すると週明け、数時間しか寝られないまま出勤することに……。

寝だめ

体内時計を狂わせないためには、週末と平日の起床時刻の差は「2時間以内」にとどめるのが理想です。平日は7時に起きている人なら、土日は9時までに起きるのがおすすめ。

「それじゃ物足りない!」ときは、午後の早い時間に昼寝をしましょう。起床時刻を2時間以上遅らせないようにすれば、その夜は早めに眠くなるはず。それを逃さず早く眠れば、ブルーマンデーを避けられ体内時計が狂う心配もありません。

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