みんなのねむり調査

寝苦しい夏の夜、快適に眠るためのクーラー&扇風機。その上手な使い方は?

2012年8月23日

最低気温が摂氏25度を上回る夜、それが熱帯夜。「熱帯」の名が付くだけあって、ジリジリと寝苦しい真夏の夜ですが、そんな夜でも、「一工夫」で、心地よい睡眠を確保できている人たちがいました。ねむりラボFacebookファンの方に聞いた「真夏の夜の快眠方法」を、睡眠改善インストラクター・鍛治さんの解説とあわせてご紹介します。

熱帯夜の快眠にはやっぱりクーラー?効果的な使い方とは

「真夏の夜におすすめの快眠方法を教えて下さい!」という質問を、ねむりラボFacebookファンの方々に投げかけてみました。いただいた「快眠方法」は、ぜんぶで186に達しました(8月22日の時点)。

真夏の夜におすすめの快眠方法ランキンググラフ

このほか、「クーラーと空気清浄機」「泥酔」「扇風機と除湿機」「クーラーと扇風機と布団」にそれぞれ1票ずつ票が集まっていた。

快眠方法ランキングの1位は「クーラーと扇風機」(51票)で、2位が「クーラーだけ」(50票)。その他の票も含めると、夏の夜にクーラーを使うと答えた人は計103人で、過半数を占めました。節電の夏ですが、やっぱりクーラーは手放せないところですよね。ところで睡眠改善インストラクターの鍛治さん、クーラーの効果的な使い方について教えていただけませんか?

「寝苦しい夜には、風(=気流)とクーラーの併用が効果的です。また、多くの方はクーラーを使用するときにタイマーをセットしていると思いますが、30℃を超えるような熱帯夜では、タイマーが切れると暑さで目が覚めてしまいますよね。(暑くなってから再設定すると節電効果も期待できないとか)。そんな熱帯夜は、29~30℃に設定して、一晩中クーラーをかけるというのも一つの手ではないでしょうか。その場合は、扇風機やサーキュレーターを併用して、室内の冷気を循環させるとよいでしょう」(鍛治さん)

そうなんですか。「クーラーと扇風機」の合わせ技って、いちばん多くの方が採用していた方法ですが、実際にとても効果的なんですね! しかしその一方で、「クーラーは鼻が詰まって眠れません!」という投稿もありました。「そうそう!」と共感するクーラーが苦手な方も多いかもしれません。

熱帯夜のさらにひと工夫。保冷剤や氷枕の「覚えておきたい上手な使い方」とは

扇風機を使うと回答した方は計90人。ただし「扇風機だけ」という回答は16票しか入っていません。クーラーと併用のほか、「外の風」(19票)や、「氷枕」(2票)、「除湿機」(1票)など、他の方法と併せて利用している方が多数派でした。

クーラーなしに涼感をキープする工夫としては、「外の風が入ってくるように工夫する」(27票)、「ひんやりするマットレスを敷く」(8票)、「氷枕」(5票)、「保冷剤」(2票)などがありました。そうそう鍛治さん、氷枕や保冷剤を使うとき、「これはNG」というようなこと、ありませんか?

「保冷剤は、入眠の際の短時間を、部分的に冷やすタイプがおすすめです。後頭部を適度に冷やすようにし、神経が集まる首の後ろは冷やさない方がよいでしょう。ケーキなどについてくる小さな保冷剤で冷やす方法もあります。タオルなどで包んで冷たさを調節し、首の横、脇の下、足の付根などピンポイントに軽く当てます。

寝具ですが、人気のジェル素材は入眠時は冷たく心地よいものの、吸湿性がありません。全身を冷やすタイプではない、就寝中の汗を受け止める肌触りのよい吸湿性の高い素材の寝具をおすすめします。枕なら熱のこもりにくいものや洗える素材をお使いになるのがおすすめです。」(鍛治さん)

温度や風に気をとられがちですが、「肌触りのよい素材選び」も快眠のコツなんですね。まだまだ工夫できそうです。それから、「29~30℃でのクーラーかけっぱなし」が、入眠しやすく、睡眠不足の回避にも効果的と知ったのも、目からウロコでした。寝付きやすくするだけでなく、途中で目を覚まさないようにすることも大切なんですね。残暑厳しい折、みなさんもぜひ、参考になさってください。

次回は「寝る前の行動」について教えてください!

「Facebookで聞いてみた!」次回のテーマは「寝る前にどんなことをしているか?」です。寝る前の行動習慣=入眠儀式、実は意外と人それぞれみたいです。ぜひあなたの回答をお待ちしております!

http://www.facebook.com/questions/348373991921988/

 

 

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